2015年04月26日
最大限の信頼
例えば
セッションに納得していないクライアントさんを目の前にして
「今はタイミングじゃなかったんだね」
「潜在意識で望んでいないんだろうね」
という言葉を選ぶよりも
「大丈夫だよ」
ということを伝えてあげたい。
大丈夫。
今はわからなくても絶対に腑に落ちる瞬間があるから
大丈夫。
今は辛くても絶対に幸せになれるから
大丈夫。
今のしんどさが何だったんだろうと
思えるときが来るから
だから今のままのあなたでも
大丈夫なんだってことを伝えてあげたい
セラピストとして活動し始めたときは
「この人の問題を何とかしてあげたい」
「すっきりして(納得して)返ってほしい」
という思いが強かった
講師として活動し始めたときは
講座の内容を全部持って帰ってほしかった。
だからひとつ残らず伝えようと必死になって
からまわっていたような気がする。
「どんなに一生懸命伝えても受け取り方次第」
という言葉を選ぶよりも
「大丈夫。その人に必要なことはちゃんと届いている」
と思いたい。
100書きこんで帰ってくれる人よりも
5くらいしかメモってないけどいいの?くらいの人の方が
意外とその人に必要なことをちゃんと自分の中に残している
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セッションですっきりしてほしいと思うのも
講座ですべて持ち帰ってほしいと願うのも
私のエゴであり、目の前の人を信じることができていないということ
だからその人の成長を信じていないから
アドバイスをしたくなったりしてしまう。
その方がラクになるよって教えてあげてしまいたくなってしまう。
目の前の人を信じる、受け入れるというのは
ありのままのその人をそのままでいいと思うということ。
アドバイスしているということは
「そのままじゃダメだよ」
「こうした方がいいよ」
ってこころのどこかで思っているから
出てきてしまうということ。
私たちカウンセラーやセラピストが何もしなくても
クライアントさんはちゃんと自分で答えを見つけて進んでいきます。
もちろん人それぞれ変化のスピードは違うけれど
それも大丈夫。
〝大丈夫”って
自分のことも相手のことも
最大限に信頼しているときに
自然と出てくる言葉でもあるような気がする。
だからきっと大丈夫。
今でも私、空回っている
ケド大丈夫
だから大丈夫